
終戦記念日の1日前のきょう、安倍首相による70年談話が発表される。
また同日発行の夕刊フジにて、弊社の新刊「世界史から見た大東亜戦争」(吉本貞昭著)が紹介された。

先の大戦で日本軍の取った行動が本当に「侵略」なのかどうか?
TVや新聞報道では、相変わらず日本を悪者に仕立てるGHQ史観が蔓延している。
70年前、日本中の都市という都市を空襲で焼野原にされたばかりか、広島と長崎には原爆を落とされた。
これは人類史上に残る民間人の大虐殺である。しかし、
「それは日本が悪いことをしたから、メチャクチャにされても文句が言えない」
かなりの日本人が、こんな戦勝国の一方的な史観からまだ抜けきっていない。
かつてはその著作物を読んで敬服していたこともある知の巨人≠ナすら同様の発言をするから唖然としてしまう。
こういう考え方をしてしまうのも、戦争を近視眼的に短いスパンで捉えるからである。
西欧各国はインド、中国大陸、東南アジアを競うように侵略、植民地化していった。そうした侵略の歴史を転換しようとしたのが、日本だった。
この書は大好評を博し8刷も版を重ねた「世界が語る大東亜戦争と東京裁判」からはじまる吉本史観≠フ続編でもあり、集大成である。
戦中、また戦後も「第二次大東亜戦争」とも言うべきアジア各地の欧米からの独立を目指した戦いを詳述。中野陸軍学校の活動等も登場し興味深い。
この夏の必読の1冊である。
