
いよいよ参院選始公示日。その日を狙ったわけではありませんが、新刊「日本の南洋戦略―南太平洋で始まった新たなる〈戦争〉の行方」が発売になりました。
きのうきょうの新聞にも、中国が日中中間線付近でまた新ガス田の開発を始めたようだ。日本が抗議しても、「中間線を中国が認めたわけではない」と容赦なく開発を進めるかまえだ。
日本が危ないのは尖閣列島など東シナ海だけではない。日本人がハネムーン旅行や海のレジャーぐらいしか関心がない南洋の海が中国の工作でとてつもなく脅威にさらされているというレポートだ。
著者は、「ココダ―遙かなる戦いの道」を書いた丸谷元人氏。オーストラリアの留学経験があり、またパプアニューギニアについて非常に詳しい新進気鋭のジャーナリストである。
この本、は表題の通り、日本の生命線ともいえる南洋に対して、中国が資源を狙い様々な工作が仕掛けられていることを詳述しているが、それだけでなく、彼の身を投じた体験談もなkなか読み応えがある。
丸谷氏のオーストラリアの学生生活、またニューギニアでの事業活動の中で、避けて通れないのが、従軍慰安婦の問題、侵略の問題、西欧諸国とわが国の間にある、いわゆる「歴史認識」の問題。また対オーストラリアでは捕鯨問題。
これらの問題に対して、丸谷氏は、ひるむことなく真っ向から論戦を挑んでいることだ。
韓国における従軍慰安婦の問題は、国際基督教大学教授の西岡力氏の「よくわかる慰安婦問題」(草思社刊)が詳しい。この本を読めば、ほぼ従軍慰安婦の問題がつかめのではないかと個人的には思っている。
韓国がいっていることがいかにもデタラメであるが、この問題に火を付け、さらに大きくしたのは朝日新聞等による誤報だということが西岡氏の書で十分理解できる。
そして、ニューギニア戦でも、従軍慰安婦や人肉を食べたなど日本軍の「悪行」問題がある。これについては「週刊朝日」(1997年10/17)の悪意に充ちた驚天動地のデタラメレポートが原因であることを、丸谷氏は指摘している。
挙げればきりがないが、中韓だけでなくこの南洋問題においても、戦勝国が振りまいた日本=悪のプロパガンダが横行している。正しい「歴史認識」が必要なことを痛感させられる。それを身をもって挑みレポートしているのがこの本だ。
首相だけが野党や中韓諸国から論戦に立ち向かえばいい問題ではない。個人個人が勇気を持って立ち向かわないと、取り返しがつかなくなる。
http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-927-1.html

posted by ラクーンドッグ at 18:05
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・著者−丸谷元人さん