2011年03月08日

カラーユニバーサルデザインが、総理大臣賞を受け、その記念セミナーが開かれました。



こんにちは。ハート出版の日高です。本日は編集会議でした。

夕方からはじめて、終わったのが9時、それから絵日記を書いています。で、こんな時間に。きょうは絵が描けませんでした。写真二点だけです。

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クドーというと、工藤さんかな、と思ってしまいます。じつはCUD(クド)という英単語カラーユニバーサルデザインの略語です。


昨日3月7日、当社で出版している「CUDカラーユニバーサルデザイン」の著者CUDが、内閣総理大臣賞を受賞したので、その祝賀記念のセミナーおよび懇親会が、東京・赤坂の都市センターホテルで開かれ、参加してきました。


かつては、色〇〇とかいわれましたが、いまではマスコミ禁止用語のひとつ。色覚異常という言葉さえ問題であることが、このセミナーや当社の本でわかります。


色は、その人のもつ遺伝子の特性によって違った色に見えます(色覚の多様性)。たとえば大多数の人には、赤は赤に見えるが、少数派には、くすんだ赤に見えてしまう。


これらの人は、「絵画の時間がいちばんいやだった」「運転免許をとるとき困った」「希望の就職ができなかった」…といったいじめや差別、言い知れぬ苦労を背負ってきました。


カラーユニバーサルデザインは、障害者ほどではないが、色弱、つまり色における弱者として認識することで、彼等にも見えやすいような色使い、デザインを工夫しようというとりくみです。


知らないことで、多数派の多くは少数派の心を踏みにじってきたようです。気づきを与えてくれるセミナーでした。

いまでは、ユニバーサルデザインは有名ですが、カラーユニバーサルデザインはまだまだ認知されていません。CUDが日本中に、いや世界に広がることを願っています。

 


CUD Color Universal Design カラーユニバーサルデザイン
〜国内320万人、男性20人に1人が色弱者 〜

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2009年09月14日

社長の絵日記24−人はみんな同じようには見えていない!?

東大って黒門?赤門?

直近の編集会議で、こんなお便りを頂いた、と編集担当が読み上げました。

「さる5月30日付けの新聞で『色弱者の見え方が分かる本』を目にし、早速購入し、興味深く読みました。
私自身色弱者で、小学校での色盲検査で先生から指摘を受けて以来、いろいろなことで悩みをもって人生を送ってきました。
実業高校への進学時、公務員試験、運転免許を取得しようとしたとき等々です。
もっと早く、このような本が出版されていたらと思うとともに、各界の方々のお陰ですばらしい本が出たことを大変うれしく思います」

この本は「Color Universal Design(略してCUD) カラーユニバーサルデザイン」という本です。
今年4月に出ましたが、このように大変喜ばれ、早くも増刷しました。
国内の320万人、男性の20人に1人が色弱者だとわれています。

しかし、バリアフリーが浸透しつつある世の中ですが、色のバリアフリーはほとんど軽んじられてるのが現状です。
信号や道路標識を始め、生活必需品まで、この本を読んでみると、ほとんど配慮されていないことが分かります。
私たちがこのことに無理解であるために、困っている人、危険にさらされている人がたくさんいることに気がつきます。

色弱者の方はもちろん、
ご家族の方、
デザイナー
多くの人が利用する建物、施設を設計する方
お子さんとたくさん接する学校の先生


その他、興味のある方はぜひよんでみてください。

東大赤門はえび茶色門に見える?!
抹茶の色は真っ茶色に見える?!
信号機の色が見えない?!

このほか、驚くような内容がたくさん書かれています。



動画でも見れますよ↓そう、ヘミシンクCDに続き、当社のアイデアマンが作りました。

http://www.youtube.com/watch?v=dUiP0T881t0

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8216597
posted by ラクーンドッグ at 18:36 | Comment(0) | ・おすすめカラーユニバーサルデザイン