2009年11月19日

ハート出版社長日記63−ミンクオイル

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食事の帰り、店先で靴を履くとき
「いい靴ですね」
とほめられた。

 
値段に関係なく、そういう靴とそうでない靴があるのかもしれない。


たんなるおせじかもしれないが、その靴を靴屋で選んでいたときのことを思い出した。

ぼくはオシャレではない。そろそろカカトがすれてなくなってきたので、今度のパーティーの時のために・・・。


いつもの池袋駅の地下街のとある店。

 
これにしょうかどうかと悩んでいると、後ろから女性の店員の声がした。

「お客様のは、うちの注文で作っている人気商品ですよ、おはきになってみたらどうですか?」
ぼくが手にしていた靴は、ふだん履いている柔らかい革、ウォーキングタイプのものでなく、皮が固そうだった。どうしようか?
カジュアルなデザインで好みなんだが、
「どうも皮が固そうで・・・」
というと、
「ミンクオイルを時々おつけするといいですよ」
「え〜?」
オシャレにうといぼくピンとこない顔をしていると、
「野球のグローブに塗るオイルですよ」
あそうか、というわけで、靴といっしょにミンクオイルを1個をかって、家の居間のテーブルに置いたまま忘れていた。

 

オシャレではひけをとらない息子が、めざとく見つけ、
「あれ、ミンクオイルじゃん、これ使っていい」
と、自分の皮のジャンバーに塗り始めた。 

「あ、なかなかいい、うぉーっホントだ。柔らかくなる」とおおはしゃぎしていた。
 

高級な革ジャン・・・。そういえば、小学生の頃を思い出した。草野球をやっていた。ぼくがグローブをほしがった。でもうちにそんな金はない。
それでも、しばらくすると親父がグローブを買ってきてくれた。

何にも知らないぼくは大喜び、手にはめたり、ボールを挟んで形を付けたり、ミンクだったかなんだか知らないが、いまの息子のように無邪気にオイルを塗ったりした。
 
しかし、
 
その日から親父は愛用の自家用車がなくなった。
50年ぐらい前の話。みんな貧しい時代、とくにうちは・・・。自家用車とは自転車。親父の愛用の自転車がグローブに変わったのだ。


ひとつのミンクオイルからそんなほろ苦い記憶がよみがえってしまった。

 
不精者のぼくはまだミンクオイルは使ってない。玄関の靴箱の上に置いたままだ。
posted by ラクーンドッグ at 17:34 | Comment(0) | ・自分のこと

2009年09月10日

社長の絵日記22−「井戸の茶碗」知ってますか?

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 昨日は2009年9月9日。ぞろ目の日・・・何の日か?
 999、スリーナインといえば、私が通勤に使っている西武線の車内づりは「銀河鉄道999」の記念切手を発売のようです。

 ところで、この日が誕生日の人もいました。
 知る人ぞ知るわが故郷の竹馬の友、桂歌春師匠です。
 昨夜その独演会ということで行ってきました。

 当社近くの芸術劇場小ホールはほぼ満席。
 今回で13回目。最初の頃は、来場者も少なかったが、今はファンがいっぱいで盛り上がります。
 故郷の幼なじみとしてはうれしいかぎりです。

 そして、題もよかった。
 「井戸の茶碗」という江戸時代の正直者「クズ屋」セイベエさんと、浪人と細川のお殿様のお話。
 正直ものの町人とまがった金、筋の通らない金は一銭たりとも受け取らないお侍さんと泣き笑いの感動物語。
 クズ屋から買った仏像を磨いていたら台座の紙がはがれ小判が出てきて大騒動になる。
 武士道というものがあった時代・・・
 感動話が好きな当社向きのお話でした。
 強欲な現代のビジネスマンにには耳の痛いお話です。

 
 誕生日が来て60歳になった白髪交じりのおつむだが、さすが芸人、その歳には見えない。
 声も大きく元気がいい。
 出口での見送り、誕生日の花束を持って立っていた。
 「誕生日おめでとう、一足先にこっちも還暦だけど」
 と声をかけました。

 歌春さんの父君は学校の先生。
 親の反対を押し切って落語家に。
 そして噺一筋40年余り。
 泣かせる聞かせる笑わせる噺家になってきました。

 こちらも頑張って、ウデを磨かないと・・・

 いや磨くといけない「小判」が出てくるので・・・
 お時間がよろしいようで。
posted by ラクーンドッグ at 18:42 | Comment(0) | ・自分のこと

2009年08月24日

社長の絵日記10−夏休みでした

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 木金土日・・・夏休みしていました。
 あの三日坊主の社長のことだから、そろそろネタ切れで、早くもお休みと思っていたでしょう。きっと。

 ハート出版会社案内で、検索するといきなり、とぼけたマンガが飛び出てくる。
 なんという会社だろう? この出版社、大丈夫?・・・とご心配のことだと思います。
 というか、私がそう思っているんですが、思いがけない方が読んでくださって、その反響に驚いています。

 その一つが検索です。グーグル検索で「ハート出版」と引くと2番目に登場。これはまあわかるんですが、どんな会社かなと思う方がクリックすると思います。次に「社長の絵日記」で検索してみると、これまた2番目に登場。
 ヘーいろんな人が読んでくださっているんだ。いやあ、こりゃあ大変だ、続けるしかない。品のない絵でよかったら、頑張りたいと思います。見ているのは、ひょとしたら社員と知り合いばかりかもしれませんが・・・。

 ところで、会社に出てくると机の上は郵便物。パソコンを開くとメールやファクス、報告書がいっぱい、読むのに午前中いっぱいかかってしまいました。社長がいなくても会社は倒れないようで、注文もいっぱい入っていました。ありがたいことです。どちらかというといない方がいいみたいです。

 増刷の要請も3点「ハンカチ文庫・ほんとうのハチ公物語」「誰でもヘミシンク」「〈からだ〉の声を聞きなさい2」がGO!になりました。読者の皆様ありがとうございます。

 夏休み家であらたにわかったこと。

 前にタヌキの赤ちゃんの数は5匹と書きましたが、実は6匹でした。
 新政権になったら、養育費6匹分大丈夫ですかね。
 毎日裏庭にタヌキさんがやってくるのは楽しいんですが、そこを通って散歩に出る我が家の犬3匹、共に、タヌキさんがばらまいたダニのお陰で足やおなかが真っ赤。
 休み中に獣医さんに行きました。毎週注射、5〜6回は必要らしいです。

 外のタヌキさんも大変でしょうね。獣医さんに「タヌキの疥癬(かいせん)はどうすれなおるですかね。餌とかに混ぜる薬ないんですか」ときいたら、「さあ・・・」と、この人何を考えてるのかねと、呆れた顔をしていました。

    タヌキ来る 我が家の犬は ダニだらけ 意味を解せん ばらまきのつけ ???
posted by ラクーンドッグ at 18:52 | Comment(0) | ・自分のこと

2009年08月14日

社長の絵日記5−え〜ぼくのルーツは?

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笑いは体にいい。

 当社でも「なぜ笑うと便秘が治るの? 」という本を出しています。お医者さんが書いた本で、免疫力のアップに大変参考になるようです。

 また話が脱線しますが、ぼくの「竹馬の友」落語家の桂歌春さんから独演会の案内が来ました。
 歌春師匠は、ぼくの一つ下。というと今年還暦だ。
 宮崎県日向市。道路を挟んでのお隣同士。

 うちは洋服店で、歌春師匠の家はお父様が教師。
 妹さんとはけっこう歳が離れていたためか子どもの頃は、歳の近いぼくとぼくの弟と一緒に遊んだ。
 そのころゲーム機はないので、チャンバラごっこをやった。
 うちには商売道具の物差し(竹でできている)があった。
 それをカタナ代わりに・・・。

 ぼくらが生まれた日向市の名物は、ひょっとこ踊り
毎年、氏神様の五十猛(いそたけ)神社のお祭りに奉納される。
 厄年の男が厄払いのため仮面をかぶって踊る。
 なまはげのような怖い存在ではない。

 けして品がいいとはいえない踊りで「笑い」を取る道化師的存在。それをみてぼくらは育った。
 そんなところにぼくらのルーツが・・・。

 今回で13回目の独演会。
  毎回行っているが、最近は師匠のかわいい娘さん(田代沙織さん)も登場。
 落語のできるアイドル、ラクドルというふれこみだ。

 東国原知事は宮崎県産物のセールスマンとして茶の間の笑いをとる。
 歌春師匠は、高座で笑いを取る。
 さしずめぼくは、へたくそな絵日記を書いて笑い(ひんしゅく?)をとろうと思っています。すこしも高尚なことがかけないのはこのせいです。

 9/9は行ってみようよ。
 池袋の芸術会館夕方6時開場です。売り出し中の漫才コンビ・ナイツも来ますよ。
 
posted by ラクーンドッグ at 15:23 | Comment(0) | ・自分のこと