2014年06月12日

池袋りそな会でニュースキャスターの小谷真央子氏が講演。




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池袋りそな会(会長 佐々憲夫さんサンハヤト社長)に出席しました。


会場は東京・池袋メトロポリタンホタル


りそな銀行池袋支店は創立85周年。


同銀行のなかで常にトップクラスの実績だそうです。


本社から駆けつけた東和浩社長も元気、


国からの借金も返済がドンドン進みあと「少し、いまアジアへの海外進出中…亅とアベノミクスで弾みがついている?!


近く、「BS日経プラス10」という番組に登場予定。


その時インタビューするメインキャスターの小谷真生子氏が、この日の記念講演。


小谷氏は、地上波からBSに自ら鞍替え。自分の成長のため「脚本のない、唯一の経済番組」を自ら選んだそう。


内外の超一流経済人に会う。そこから学んだことの一つ。


「自分を磨くためには、自分の限界と思っていることの3倍の負荷を自分にかけなさい。人は、自分の能力を過小評価しすぎています」


と、美人キャスターに言われると、経営者は鼓舞されたもよう!?


「東社長に登場番組を見たいですね。いつですか?」とたずねると


「いやあ、恥ずかしい見ないで下さい」


と照れ隠し?教えてくれなかったが7月のようです。


posted by ラクーンドッグ at 19:05 | Comment(0) | ・経済・経営のお勉強

2013年12月18日

きょうは「豊島区 中小企業の景況 7−9月」という情報から、柄にもなく、アベノミクスを考えてみました。



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今夜は雪が降るかも・・・という天気予報。寒くなりました。風邪、要注意です。

アベノミクスで景気は上向いたといいますが、中小企業や庶民の実感は低いようです。


なーんでか?と考えていると、弊社のある地元の区役所から「としまビジネスサポート」という通信が届きました。よく見ると「豊島区 中小企業の景況 7−9月」が載っていました。


それによると、建設業、不動産業を中心に各業種別の業況の動きグラフは一見、右肩上がり。


しかし、「なぜ庶民は実感がうすいのか?」グラフをよく見ると、天井が0(ゼロ)つまり、水面下ということ。まだ水面上に浮上していないわけで、息が苦しいということになるのでしょう。


また「景気予報」という絵をみると、まだまだ雨傘の絵が主役。太陽の絵はいっさいなし。


ようやく建設業が来期は雲だけの絵になるというお寒い状況です。


しかし、リーマンショック、大震災で大変だった日本の景気が最悪の状態から少しづつ、上に向かって進んでいることは間違いないようです。


大企業の中には一足早くお日様が当たり始めたところもあるようです。


が、国民全体はもうしばらくの辛抱ということでしょう?


2020年には東京オリンピックもあります。


衆院選挙、参院選挙と国民が選んだ結果が、1年前の決められない政治から少しづつ前進しだしました。


消費税アップはチョット心配ですが、景気は波、上がったり下がったりするのは当たり前。


景気の気は気


これから大局的には上向きは間違いなし、と楽観的に捉えるべきだとぼくは考えています。

アベノミクスのあら探しをするのが「社是」としているマスメディアもあるようです。


これまで、どこの国でもあるような機密保護法がなかったためにスパイがやりたい放題。


そのような国家としてゆるみっぱなしのていたらくが、ひいては深刻な拉致事件が頻発するような状況になったのではないしょうか。


最近の反対キャンペーン報道は、感情的で行き過ぎ過ぎ、どこに理性があるのかと思いました。


そろそろ話を止めないとこの話どんどん脱線しそうです。


きょうは少しまじめに、身近トシマ°譁所の便りから、クリスマスも近いしロートル≠フケーキ§bになりました。


最後にどうしても落ちるのがこのブログの特徴です。ではまた。

posted by ラクーンドッグ at 18:55 | Comment(0) | ・経済・経営のお勉強

2012年12月12日

「つくったものを売る」のでなく「爆発的に売れるものをつくる」に切り替えるべきという新刊「電機・半導体大崩壊の教訓」を読みました。

  

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(冬到来3)


こんばんは。ハート出版の日高です。

『「電機・半導体」大崩壊の教訓』(湯之上隆氏・日本文芸社刊)という本をいただいた。


電気についてプラスとマイナスぐらいしかわからないぼくが読む本としては不向きである。

でも、新聞やテレビで大手家電業界や半導体メーカーが大変なことになっているので、何が原因か、真相を知りたいので、ついつい読んでしまった。

なぜソニー、シャープ、パナソニックが巨額の赤字、大リストラ、工場閉鎖に追い込まれ、エルピーダ、サクセスの倒産したのか?

私のような門外漢でも分かるように著者はいう。


その原因は「100円の缶コーヒーを作るのに150円もかけていたからですよ」とたとえ話で解説する。

たしかに美味しい味のコーヒーが出来たかも知れないが、利益を出すのは無理だ。このような過剰技術で、過剰品質の半導体のDRAMや液晶テレビを作って、売ろうとしたのがこれら悲劇の原因と著者はいう。

なぜこんなことが起きたのか。著者は、日本はイノベーションとは技術革新であると認識を誤っているからであり、世界で起こっている新興国のめざましい発展など世界市場の急速な変化にまったく対応できていないからという。

つまりマーケティングの軽視を指摘している。イノベーションとは「新市場を創造し爆発的に普及すること」なのだ。

日本がやるべきことは何だったのか?利益を上げるために必要なことは「他品種少量生産に対応し・・・どんなシステムが将来有望な売れ筋になるのかを察知するマーケティングであり、それにもとづいてシステムを構築する力である」



以上の日本産業の崩壊の真因を豊富な図表など駆使して究明している。これはある意味でわが出版業界を含め、不振にあえぐ他の業界にも十分通じることではないかと思った。

企業の中枢、開発、研究部門という部門が内にこもっていて現地の新たなニーズをつかんでいないというのが、世界の市場を読み誤る原因のようだ。

著者は、どの業界にも参考になるような言葉で、最後に念を押すようにこう結んでいる。

『日本のものづくり産業は、もう「つくったものを売る」のを即刻やめるべきだということ。そうして、いますぐに「爆発的に売れるものをつくる」ことに切り替える。つまり、新しい市場を創造することに驀進してほしいということだ」

http://www.amazon.co.jp/dp/453725954X
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posted by ラクーンドッグ at 14:43 | Comment(0) | ・経済・経営のお勉強

2012年02月14日

池袋りそな会の 研修会で、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者・坂本光司法政大学大学院教授の講演を聴きました。

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こんばんは。ハート出版の日高です。

本日、小雨の中、メトロポリタンホテルで開催の「池袋りそな会」(佐々 憲夫会長)に参加しました。朝10時から研修会。講師はベストセラーシリーズ「日本でいちばん大切にしたい会社」(あさ出版)の著者・坂本光司氏でした。

氏は現在、法政大学経営大学院の教授をされている。同大学院の学生は30代から70代もいる社会人が学ぶ夜間コース。

8割が社長なので、並の経済知識では満足してもらえない。連日、全国の現場をかけづりまわり、活きた知識を吸収しているという。

訪問した会社は6600社。これらのなかで多くの人に伝えたい会社は約1割660社。冒頭のシリーズ書籍で数社づつ紹介しているが、全部紹介するには一生かかってもおわらないという。

坂本教授によると、正しい経営学は、ライバル企業を打ち負かすための学問でなく、「5人の永遠の幸せを追求・実現する活動」という。この5人とは?

@社員とその家族 A社外社員とその家族 B顧客 C地域住民 D株主、関係者という。優先順位が普通の経済学と違っている。株主や顧客でなく社員を大切に・・・ということである。

感動的な会社のエピソードを紹介していただいた。書ききれない。その中から一つ。長野県に中央タクシーという会社がある。赤字知らずの会社の本社は長野駅から30分、こんなところにと思うような人里離れた所にある。

会社にはいると、壁中に紙がペタペタと貼ってある。タクシー利用者からの感謝の手紙である。そのなかに「残り少ないいのちに 幸せをくれて ありがとう」というのがあった。社長はこの手紙を誰が書いたかぴんときて菓子折をもって届けた。

おばあさんは言った。「本当のことを言っただけ。あなたの会社のタクシーを町中で見掛けるとホッとしてきもちがいいんですよ」よと。このタクシー会社からうけた親切で大ファンになったようだ。

ある日、タクシーの運転手が病院にいきたいというおばあさんを迎えに行くと、おばあさんは電動の車いすで待っていた。そのままでは乗れない、運転手は、いやな顔一つせず当然のようにドライバー本で車いすを解体、バックにのせ、おばあさんは抱えて坐席に座らせた。

病院につくと玄関で、また車いすを組み立ておばあさんを座らせ、何事もなかったように後押しして看護婦さんにバトンタッチ。この一部始終をみていたお客さんたちから、その後このタクシー会社に、感謝の電話が鳴りやまなかったそうだ。

正しい経営は滅びない。いまはただ「正しさ」をはかる物差しがおかしくなっているのでは・・・「才」ではなく「徳」が大切、お年寄りや障害者を大切にしましょうと、坂本教授は今日の話を締めくくった。

posted by ラクーンドッグ at 15:20 | Comment(2) | ・経済・経営のお勉強

2011年11月09日

厳しい時代を乗り切るにには潜在意識とどうつきあうかが大切?!商工会議所の呼びかけで「経営セミナー2011」に参加してきました。

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こんばんは。ハート出版の日高です。

きょうは、ちょっと寒くなりました。ボクの上着は相変わらずあいもの。背中に裏地がない分、スズしげ。周りの人をみると、早くも襟巻き、革ジャン・・・でした。


昨日は商工会議所の呼びかけで、経営の勉強会に参加してきました。

「中小企業経営セミナー2011」池袋メトロポリタンホテルで開催。その一こま。
 

TKC城北東京会の税理士さん、奥田剛彦氏のお話がとても受けていました。以下そのメモの一部。

 

『現在、日本の黒字の会社は3割を切っています。

毎日、新聞・TVを見ると、暗いニュースばかり。ばくぜんとした不安なをいだいてしまいますよね。


その不安を消す方法は、政府や自治体に頼らず、自らが与えられた環境を受け入れ。最善を尽くすことです。

最善を尽くせば、とてもすがすがしい気分でいられます。


その具体的な方法とは・・・

PDCAサイクルを構築すること。Pは計画(Plan)、Dは行動(Do)、Cは検証(ChecK)、Aは対策(Action)。

P・・・1年間の経営計画を立てる。


D・・・その計画に基づき実行する。


C・・・4ヶ月後と定期的に推進会議を開き、「できたこと」と「できなかったこと」の計画と実績の検証を行う。


A・・・計画と実績の乖離の対策、つまり「できなかったことの」の理由を明らかにしかるべき対策を立て実施する・・・というものです。

たとえば、会社に会社に借入金の返済額が70万円あるとします。

その場合、税金約30万払わなければならないので(経常)利益が100万必要。


それに、給与・家賃・光熱費など必要経費900万円を会わせると1000万円の粗利益が必要。


では、その会社の粗利益率が20%とすると5000万円の売上げが必要です。

大変ですが、社長はこれを思い続けるることです。あきらめないこと。社長なら自家発電できる。プラス思考で。明るい言葉を使う(暗い言葉を無意識にいっていることに気がつく)明るい思いは強い。 光は闇に勝つ。


「そうだといってもむりだよなあ」という思いがあるとどうなるか?人の潜在意識というものは気のいいタクシードライバーのようなもの。運転手はお客のいうことをきいて 駄目な方向にハンドルを切ってしまう。

たとえば、卸売業の5人のある会社は 毎月2回倉庫掃除を行った。乱雑だった商品を整理すると仕入れのダブりなどなくなり、増収増益になった。


また、ある製造業主は、 週1回お得意先に足を運ぶことで、その訪問先の要望がわかり、受注が増えた。

このPDCAサイクルとは、今始まったことでなく2600年前北インドのお釈迦様が始めた因果応報、戒定慧などの教えにも見られます。

 
原因と結果。 いい原因が、いい結果を生み、それがまたいい原因となり、さらによい結果を生んでいく・・・』

 

税理士の言葉から潜在意識やお釈迦様のお話がぽんぽん飛び出しても何ら違和感ないご時世。3.11、タイの大洪水、ギリシャ危機、日本の財政危機、これらを乗り切るには、心の奥底にあるもうひとりの自分(ハイヤーセルフまたはガイド)、潜在意識とどうつながるかにかにかかっているようですね。

当社で12月刊行めざしている坂本政道氏の新刊「激動の時代を乗り切る知恵−内なるガイドにつながるアセンション」(仮題)のいっていることとシンクロニシティを感じましたね。  


それから、本日うっかりiPadを家に忘れ、絵のほうかけませんでした。代わりに、渡辺謙主演「はやぶさ 遙かなる帰還」の映画広告(2012年2/11封切り)。この中にあるキャッチフレーズ「絶対にあきらめない」は、がんばろう日本の合い言葉のようです。


posted by ラクーンドッグ at 16:13 | Comment(0) | ・経済・経営のお勉強

2011年06月17日

「りそな会」で数学者の秋山仁氏の講演を聴いてきました。題は「脳から若返る!〜大人のための脳革命」。とても参考になりました。

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こんばんは。ハート出版の日高です。

昨日は、池袋の経営者約100人の集まり「りそな会」に参加してきました。

総会では役員改選で会長さんがキッド(靴販売業)の小堤幸雄氏からサンハヤト(電気器機化学製品製造販売業)の佐々憲夫氏に交代。りそな銀行社長の岩田直樹氏も出席挨拶されました。銀行のトップがじきじき顔を出すとは、どうやら池袋支店はすこぶる好調なようです。

記念講演は、数学者の秋山仁氏でした。

題は「脳から若返る!〜大人のための脳革命」。1946年生まれだそうですが、若々しい。ピンクぽいジャケットに、デザインシャツシャツ。とてもオシャレ。次から次と小道具をだしてアキさせなクイズ・実験。得意の居眠りするヒマがなかったですな。

若さとは何か?まず頭の体操。よく心理学の教科書などに出てくる不思議な絵・エッシャの作品の作り方。これ役に立ちそうですが(といっても仕事でなく絵画などに)、話すと長くなるので省略。

それから、サミュエル・ウルマンの青春の詩、エマーソンの成功のレシピなど有名な詩を紹介、人生は1回きり、思い切りやってみましょうというお話。

たくさんの楽しい実験の中から、一つだけ雑学?を紹介。CDって傷つきやすい。ちょっと傷が付くと音が割れるとかありそうですが、最近ではまったくないそうです。目の前で、秋山氏が千枚通しをっもってCDにガジガジとひっかいたあと、プレイヤーにかけたが、たしかにまったく問題ありませんでした。

これは、「あやまりの修正理論」という数学が役に立っているようで、そういうものはコンピューターが間違いを見つけてちゃんとタダしてくれるようです。知ってました?

あとは○でなく四角や三角形の穴を開けるドリルとか、パラボナアンテナの面白い使い方(お茶を沸かす)とか、メビウスの輪とかも、とにかく小難しい話はまったくなく、数学はこんなところにもあんなところにも役立っているというお話がもりだくさんでした。

懇親会でも自慢のアコーデオンも披露。1946年生まれだそうですが、たしかに若い、イタ面っぽい、少年の心を失わないご仁でした。


ぼくも来週からバンダナに柄シャツにしようかな?

posted by ラクーンドッグ at 15:39 | Comment(0) | ・経済・経営のお勉強

2011年03月10日

「二度と行きたくなくなる店」と「また行きたくなる店」その違いは?

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それから、昨日はもう一つ、商工会議所(豊島支部)のセミナーに参加してきました。

「ブランドマーケティングセミナー」と題しエム・イー・エルの佐藤康二氏(中小企業診断士)が話しました。「自社の本当の強みは何ですか}「自社の魅力は伝わっていますか?」というサブタイトル、なかなか面白く、参考になりました。


佐藤氏は、約2時間前にこの会場近くに着いた。昼食のためカレー屋さんに。お店の前の食券販売機を押すが食券が出てこない。やむを得ず、店にはいって、そのことを伝えると、「あ、今ちょうどご飯がおわったんです」「トッピングならあります」と。


次々と自分のお客さんが後ろからやって来て同じ質問、そして同じ答え。講師の佐藤氏は、「私はイライラしていませんが・・・」と苦笑いしながら、このエピソードを紹介したが・・・。おそらく「こんな店に二度と来るものか!」と内心思ったと思います。


この対応の悪さ、と真逆のエピソードも紹介。ある佐藤氏がよく行くスタバ。レジのところは混み合っていたので、佐藤氏は顔見知りの店員に挨拶もしなかった。人が待っているのにぺちゃくちゃ親しそうにおしゃべりしていると、並んでいる人に申し訳ないと思って無視した。


すると、受け取った飲み物の紙コップに、マジックで「オツカレサマデス!」と書いてあった。これが「マニュアルを越えた心遣いです」と強調。お客様がその(女子?)店員を今度は口説きたくなるような思いにさせる、心地の良さ。また行きたくなる店・・・前に紹介した二度と行きたくない店とエライ違いですね。

講師はきっとあちらこちらでこのエピソードを話す。すごい宣伝になる。ぼくはタリーズにはよく行きますが、スタバはあんまり行きません。今度スタバにもいってみようかな、と思いました。

お客様の評価によって、その店のブランドがきずかれていくわけです・・・ま、こんな感じの実際の例が豊富な面白い話、2時間があっという間に過ぎました。


この講師のセミナー、お近くでやっていたらぜひ聴いてみてください。勉強になりますよ。

posted by ラクーンドッグ at 17:42 | Comment(0) | ・経済・経営のお勉強

2010年09月30日

ハート出版社長絵日記237−ハンズマンというお店?!

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ある休みの日だったか、テレビの「カンブリア宮殿」を見ていたら、ハンズマンというホームセンターがあって、凄く繁盛していた。東京のどこにあるのかと思っていたら、意外や意外、宮崎県の都城市だった。
 
で、その売上好調の秘密は、「徹底してお客様の要望を聞いていく」ということだった。たとえば、お客様の要望があるなら、徹底したばら売り。たとえば家庭用の散水用のホース。ノズルが壊れた場合、普通ノズルを丸ごと買うはめになるが、この店は1個100円ぐらいの部品をばら売りしてくれる。
 
またゴム手袋も片方だけでも売ってくれる。シャーペンの後ろに付いている消しゴムもそれだけを売ってくれる。さらにストローも1本2円で売ってくれる。手間ヒマがかかって、くたびれもうけかと思うと、とんでもない4倍の売上になったそうである。
 
また、商品展示の仕方が画期的、本屋さんでもそうだが、ほしい本がなかなか見つからないことがある。ある時、手ぶらで帰ろうとしているお客さんに社長がたまらず「ほしい商品はなかったのでしょうか?」と聞いてみた。するとの商品はちゃんとあるのに、お客様が見つけることが出来なかった。これはいけないと、さっそく行動。
 
もともと建築設計士だった若社長は、親から引き継いだお店を思いきって設計しなおした。天井を高くし、店にはいると遠くからでも行きたいコーナーがわかる。サンプル商品が天井まで展示してあるのですぐわかるといった具合に。
 
なかなか賑やかな飾り付け、それだけでない、出来たてのパンが置いてあり、タダで食べれたりする・・・ここに来ると何だかお客様はみんなうれしくなってくる。なんか面白いものを発見する。感動する。そんなふんいきのお店である。
 
やるべきことをやって繁盛しているんですねえ、たいへん勉強になりました。
posted by ラクーンドッグ at 17:30 | Comment(6) | ・経済・経営のお勉強

2010年09月25日

ハート出版社長絵日記233−底力を養うとき

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今日のグッドニュースとバッドニュース。
 
グッドニュースは、もちろんイチローの200本安打。きっとやってくれると思っていたが、一安心。本人は大変だが、今度は11年連続の自己記録の更新に期待がまた高まる。今日もまた2本打った。
 
バッドニュースは、泥棒をせっかく捕まえたのに、泥棒の親分に脅されて逃がしてしまったこと。子どもでもわかるような話だ、本当にがっかりしてしまった。おそらく世界中のほとんどの人が、中国はとんでもないことを言っていると思っているのに。それにやすやすと屈服した日本。
 
弱腰政権、心配していたが、やっぱりやってしまった。これから先どうするんだろう。中国にいる日本人不安になるんじゃないかなあ。目先のことしか考えてなくて、右往左往している。行き詰まるのは必至だ。国民が納得するビジョンを持って実行する政治家が現れない限り難しい。
 
さて、これが池袋りそな会研修会最後のメモ。上甲氏が北海道にある非行少年の更生施設に行った。そこのチャペルには「難有」という言葉が掲げられていた。人は困難に遭ったとき、嘆いてもどうにもならない。受け入れるしかない。難有を逆に読むと有難うになる。ハイ喜んで・・・と望んでいけば状況が変わってくる。
 
上甲氏はいう。今は底力を養うとき。特別なことやろうとするから難しい。平凡なことでいい、どこでもやっているようなことを徹底してやることが大切と。ベストセラー「日本で一番大切にしたい会社」にも紹介されたカンテンパパでお馴染みの伊那食品工業の塚越社長は、いま社員に駐車場での車の停め方で世界一になろうという運動をやっているそうな。
 
以上、上甲さんの話終わり。松下幸之助さんが言った。雨が降ったら傘を差す。当たり前のこと、必要なことをコツコツやっていくのが会社経営だと。
posted by ラクーンドッグ at 16:33 | Comment(3) | ・経済・経営のお勉強

2010年09月24日

ハート出版社長絵日記232−マザーテレサの仕事

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暑さ寒さも彼岸までというが、見事に前日までの猛暑から一転、急激に涼しい秋分の日だった。ここまで暦に会わせてくれなくてもいいのに・・・急激な寒冷に弱いタチのぼくは、クシャミが止まらない1日でした。アレルギー体質のせいですが、もしや誰かがぼくのウワサを「最近、この絵日記、ヘミシンクの話出てこないわねえ」とか。
 
たしかに、ちょっと忙しくて、ヘミ自宅学習さぼっています。たまっている仕事が片付いたら、そちらも再開しますよ。というわけで、本日も、なぜか池袋りそな会研修会のつづき。どうしても話の中で紹介しておきたいくだりがあったので、書かせてください。
 
人使いはテクニックではない。上甲氏は、あるときマザーテレサに合ってみたいと思った。思い立ったら、インドのカルカッタまで来ていた。でも、どうしても会う方法がわからない。旅の残りの日数が少なくなるばかり、ある時どこからか上甲さんの悩みを聞きつけてオバサンがやって来た。
 
「マザーに会うのは簡単よ。日曜日死を待つ家≠ナ礼拝を行うのでその玄関に行けば会えるよ」という。玄関で待っていた上甲さんがマザーに尋ねたことはただ一つ。これだけが聞きたかったという。
 
それは、当時200万人の路上生活者がいた。そこには、ウジ虫さえわいている瀕死の人がいる。マザーは行き倒れになった人を1人ひとり抱き上げ、施設に運び、体を洗い衣を着替えさせる。死ぬ瞬間、マザー胸元で1人ひとり看取っていく。どうして目を背けたくなるような人を、「抱き上げられるのか」という質問だった。
 
マザーの答えは「あの人たちは乞食ではありません。イエスキリストです。受け入れがたい姿をとって現れているが、この仕事は自分が本気かどうか、本当にイエスを受け入れるかどうかということです」と。


上甲さんはいう。人は変わらない。自分が変わるしかない、と。上甲さんのお話に、マザーが出てくるとは思わなかった。

posted by ラクーンドッグ at 17:07 | Comment(1) | ・経済・経営のお勉強