
先週末、故障した携帯がなおってきたので、ドコモショップに行ったときのもう一つの余談。前のデータの写しなど、ソファに座って待っていると、目の前のテーブルに、1冊の冊子がおいてある。何だろうと、手を伸ばすと、中身は色とりどりの色紙が100枚ぐらい束になったものだった。
ふと、折り鶴を追ってみようと思った。たくさんの紙の中から白い紙を選んで、いざ折ろうとしたが、やり方はすっかり忘れている。でも、だいじょうぶ、すぐそばに折り鶴の折り方が書いてある。
なぜだろう? 折り紙といえば折り鶴というぐらい有名なのか?いやいや、それより紙ヒコーキの方が簡単じゃないか?
何か、ドコモのキャンペーン? それともお客さんが待合いでイライラしないため。折り鶴を一生懸命折っていると、
心が優しくなり、長時間待っていることをわすれるとか?私のぶっとい指で小さな紙を折るとぐしゃぐしゃになった。ま、しかし1枚折れた。
今度は、もっとうまく折ろう、もう1枚。今度はピンクの紙を選んだ。途中で、「お待たせしました、出来ました」スタッフが奥から出てきた。「ちょっと待って、いいところだから」ちょっと待たせて2枚目の折鶴が完成していた。スタッフは、お客さんのやることやからしかたない「どうぞどうぞ」と笑っていたが、へんな親父と思ったことだろう。
ぼくが折り鶴を折ってみようと思ったのはわけがある。社にもどって、その紅白の折り鶴を絵日記に載せようと写真を取っていた。すると編集担当から、くしくも折り鶴にからんだ童話について、タイトル、装丁どうしますか?という打診があった。
年末、出版予定の童話に「おりづるのいのり(仮題)」がある。当社から過去にロングセラーとなっている「いのちのあさがお」や「いのちの作文」を書いた綾野まさる氏の書き下ろしだ。
「特攻」とある意味で同じ、前の大戦の末期に起きた悲惨な出来事である。かけっこが得意の元気な小学生の女の子が、突然「白血病」を発症した。広島で原爆を受けた少女の名は佐々木禎子さん。広島の平和公園にある
「原爆の子の像」(昭和31年建立)のモデルである。
世界的にも有名な少女の話であるが、「いのち」をテーマに童話を書き続けている綾野氏。前述の童話、ふりかえってみるといずれも「白血病」だ。悲しいテーマかもしれないがけえして忘れてはいけないお話である。
紅白の折り鶴写真、ぜひ出来映えを見せたいと、ブログにアップしようとチャレンジしたが、
何回やってもうまくいかない。やっぱり絵にしたほうがいい、絵日記の神様のお告げか(そんなものいないが?)。時間がなくなった。というわけで、いぜん、書店用チラシのカット用に書いたものを借用します。
posted by ラクーンドッグ at 18:03
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