高橋史朗 明星大学教授
(月刊誌『日本の息吹』平成27年2月号=日本会議発行より)
アンジェリーナ・ジョリー監督作「アンブロークン」をニューヨークの映画館で観た高橋教授は、
「(原作の資料)リストを読み、映画を観れば、誰でもすべてが歴史的事実と誤解し、その影響は計り知れない」
と、原作が300万部も売れたこの映画の問題の重要性を述べている。
「日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと」(致知出版社刊)の近刊がある高橋教授は、原作の資料リストに基づいて、アメリカの国立公文書館などに保存されている原資料の精査に着手したという。
そして高橋氏は、弊社刊の「日本軍は本当に「残虐」だったのか」について以下のように推奨している。
「原作の基本的な問題については、丸谷元人『日本軍は本当に「残虐」だったのか―反日プロパガンダとしての日本軍の蛮行』(ハート出版)の第1章〈全米ベストセラー『アンブロークン』の何が問題なのか〉を是非一読してほしい。
同書において丸谷氏は「この著者は『アンブロークン』を書くにあたって、すべて電話によるインタビューでしか聞き取り調査をしておらず、出版して1年後までザンペリー氏とは面識さえなかった」ことを明らかにした上で、元日本軍関係者の証言に基づいて、誇張歪曲された部分に説得力のある反論をしている。
原作では主人公は最後に日本人を赦すが、なぜか映画ではその部分がカットされている」(月刊誌『日本の息吹』平成27年2月号=日本会議発行より)
http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-991-2.html
